着実に経験を積み重ねて
成長できる

施工管理という仕事について

現在、私は施工管理という仕事をしています。主に営業の方が依頼を受けたリフォーム工事に関して、その内容や工期を確認、工事日程を組み、業者の手配などをします。日程が決まったら現場の事前確認やお客様へ説明を行い、工事が始まったら工程通りに進んでいるか適宜チェックします。工事が終わった後も必要に応じてアフターフォローをしています。

施工管理を選んだ理由は、デスクワークよりも実際に現場に出て動く方が自分に合っていると思ったからです。営業職という選択肢もありましたが、営業職だとどうしても売上などの数字が重視されます。売上目標を達成していくやりがいも十分魅力的ですが、それよりも自分の手足を動かして、様々な人と協力してものを作り上げることの方が自分に向いていると思いました。実際、施工管理の仕事は社内外問わず様々な人と関わり、連携する場面が多く、その中で住宅に関する幅広い知識や経験を積むことができるので、それが自分の成長にもつながっていると感じています。

特にやりがいを感じるのは、工事が終わり、きれいにリフォームされた家を見たお客様が喜んでくださる時です。施工管理は工事の説明や確認のため、お客様の反応を直接聞ける場面が多くあります。工事の後、お客様の笑顔を見て、感謝の言葉をいただけた時は自分もうれしくなりますし、達成感も感じます。

施工管理の仕事をしている女性は少なく、お客様も「現場の管理＝男性」のイメージを持たれることが多いので、打ち合わせなどでお客様にお会いした時には、稀に驚かれたり、「任せて大丈夫かな」と少し不安に思われたりすることもありました。しかし、こちらがきちんと誠実に対応し、無事に工事を終えた時には安心、信頼していただけますし、逆にそのギャップが印象に残って名前を覚えてもらったり、より強い信頼につながったりすることもありました。

仕事をするうえで大切にしていること

施工管理の仕事の一つに、お客様に工事の内容などを説明することがあります。その時は「分かりやすく伝えること」を特に意識しています。今はインターネットで誰でも様々な情報が手に入るので、お客様の中には事前にリフォームする工事内容について調べている方もいらっしゃいます。しかし、住宅は専門的な知識が必要で複雑なことが多いため、独自で把握するのはとても難しく、結局よく分からないまま不安に思っていらっしゃることが多いです。そういったお客様にも安心して納得いただけるように、お客様の気持ちに寄り添って、丁寧に説明することを心がけています。

また、プライベートと仕事のメリハリも大切にしています。工事のスケジュールを組む時は、重要な工事に自分の休日が被らないように意識して調整することで、万が一何かあってもすぐ対応できますし、せっかくの休日に仕事のことが気になって気が休まらないといったこともなくなります。周りも同じようにオンとオフの切り換えを大切にしているので、残業している人がいると帰りづらいというような雰囲気もありません。